Archive for 11 月, 2007
さらば”S”
今日、とある店が閉店する。
自分が引っ越してきたときには既にあった界隈では老舗といえるバー。
ウッドデッキがあり一本の樹を囲む屋根には葡萄棚、目の前は公園。
年明けはここで過ごすかお参り帰りに寄り、
春はここから花見をして、
雨の日は外で屋根にあたる雨音を聴き、
夏は盛り上がるとそのまま公園になだれ込み、
秋は色付く木々を見て、
冬はコートを着たまま外で呑んで雪を観る、傍らには店の人が置いてくれる石油ストーブ。
そんな店があったら行ってみたくないですか?
ここはそんな店です。
いろんなバーテンダーさんと出会い、一人とは悲しい死別をして、
色々あっても水曜日以外はいつも店を開けて待っていてくれる。
ご機嫌な音楽が掛かりまくる騒がしい夜もあれば、
時間の流れる音まで聞こえてきそうな静寂の夜もある。
旨い酒、苦い酒。
自分はここで空いていそうな時に独りで呑むのが一番好きだ。
月曜日、雨、雪、何か大きなイベントがある時などなど。
そんな時は貸し切りに近い状態になります。
まさに自分の為に開いているような、そんな錯覚ってとても贅沢じゃありませんか?
まだ今日一日なら20:00からドアを開けて待っていてくれます。
いつものようにキメてぶっ飛ばそうぜ。
三島由紀夫のシニカルな嘲い 『鹿鳴館』
3連休中日の昨日、浜松町の劇団四季/自由劇場に『鹿鳴館』を観に行った。
調べたらどうも今日がラク日だったらしい。今日のチケットにすれば良かったかも。
でも四季クラスになるとラク日の遊びは流石にないのかな…?
四季劇場[春]と[秋]では観劇した事あったけど自由劇場は初めてだった。
入り口は春・秋を脇に廻り込んだ所。規模は小さめだけどまとまっていてきれい。
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当日は521人で満員御礼が出てた。
他の演目に比べると観客の平均年齢が明らかに高い。
ミュージカル系につきものの子供の群れは一切見られず。
この作品は言わずと知れた三島由紀夫原作だけど、原作の通り内容はドロドロ系昼ドラそのまんま。
菊池寛原作と言われても何ら違和感は無い。
影山伯爵のお邸で繰り広げられる1幕の間に人間模様や相関を表す必要がある為、のっけから状況の説明的演技が続く。
状況説明の為のピーチクパーチクおばさん(役の上のですよ)達が捌け、やっと重要人物が登場して来る感じ。仕方が無いけどそんなこんなで掴みは拙い。明らかに客席側も弛緩してる。
ツレを見ると少し怪しい感じだ。言うなれば天気のよい昼食後の昼下がり。
頼むから船を漕いだり寝ポエムを吐いたりしないでくれ。
登場人物のお披露目もあらかた終わり人物描写が終わる頃、ほんのちょっとした笑いの瞬間と共に1幕目が終わり25分のインターミッション。
2幕目は鹿鳴館内。
登場人物の決して複雑ではない思惑が絡み予想通りの終末に向けて話が進み出す。
昼ドラマ的展開警報発令。
このあたりから客席もすこしずつ引き込まれて来る感じ。
先が見えている流れに身を委ねる事はとても気持ちの良い事だ。
ツレを見るとしきりに目元にハンドタオルをあてている。
おいおい、もしや目から汗が出てるのか?と思いきや後から聞いたところ目が乾いて痛かったかららしい。少し安心する。
そしてエンディング、
影山夫妻が明らかに観客|世間に対して冷や水をぶっかける様な罵倒を始め、そして静かに終わる。
そこに三島由紀夫の嘲いをみた。
カーテンコールで掲げられていた三島由紀夫の写真はある意味怖げで無邪気な笑いを浮かべていたけれど。
久しぶりのミュージカルではない演劇(ストレートプレイ)鑑賞。
役者さんのプロ加減はこういう劇の方が分かりやすい気がする。
良い休日でした。
読書は秋だけじゃないけどね
昨日買った3冊。
まだ全部読了してない。
書名:『水滸伝 14巻 〜牙爪の章〜』
著者:北方謙三
出版社:集英社(集英社文庫)
書名:『テースト・オブ・苦虫1』
著者:町田康
出版社:中央公論新社(中公文庫)
書名:『カッシーノ2!』
著者:浅田次郎
出版社:幻冬舎(幻冬舎アウトロー文庫)
水滸伝-
後書きで述べられているが北方謙三はキューバ革命を描きたかったと。
前にも似た事を述べたが革命が美しいのはその過程なんだろう。
色々な力のベクトルが只一点に集中している。
事が成った革命は新たなる体制を生み、やがては倒されるべき存在に代わる。
万物流転。
テースト・オブ・苦虫1-
どうもこの類いの本とは今でも手を切る事ができない。本質的に子供なのだろう。
中学生時代に高橋源一郎あたりを読んでからこの傾向が始まった気がする。
中島らもが亡くなって久しい今、町田康は自分にとって本自体に中毒(AddictでもPoisonedでも)するようなモノカキNo1。
カッシーノ2!-
最近ワイドショーの飾り物にもなってるらしい浅田次郎著。
以前紹介したヨーロッパ編に続くアフリカ・ラスベガス編。
作中で述べられているが著者の博打のポリシーはバカラとBJに手を出さない事だと。
以前、何故バカラ打たないのか分からんと書いたけど。すまんかった。
是非は分からないけど自分の軸を持っている人は何をやっても強いという事なのかもしれない。
BJは分かるけど固定胴元相手の博打でマクロ視点で勝つ見込みがあるゲームはバカラぐらいしかないんじゃないか?と思うのだがそれはトーシローの机上の空論というものだろう。
所詮はプレイヤー個々同士のミクロ勝負。
バカラ、テホンビキは破滅への序曲。
この3冊をレジに持って行った後に平積みコーナーで『中原の虹 4巻』が出ている事に気づいた。
今積んでる本を読み終えたら早速読んでみようと思う。
食の一日
今日は地元を散歩&買い物してて食に関する新たな発見が二つあった。
ひとつは本当に美味しいケーキ屋さんを見つけた事。(2回目の訪問、初回だけの思い込みではなかった。)
もう一つは面白い食材を扱う店を見つけた事。(ずっとコーヒーの焙煎売りだけだと思ってた店だった。)
そこには好きなタイのインスタントラーメンもあった。
品揃えがどうも業務用というか飲食店舗向けだったんで間違いなく近場の飲食店に卸してるんだと思う。
ケーキ屋ではケーキを食べてお茶をして、クリスマスケーキの予約。
食材屋で目欲しい物を買って夕食を作る事にした。
ミートボールのトマトソース煮込み
生ほうれん草のサラダ
マッシュポテト
天然酵母パン
いつも通りのてけと〜クッキング。
ミートボールは手間と時間が掛かる。けど必ずそれに見合った物が出来るので手作りをお勧め。
相方と一緒に動いてあれやこれやで全一時間仕事。
上で述べた食材屋で買ったイタリアのホールトマトでトマトソース作ったら確かに旨かった。
コクが違うし甘さが断然に違った。あと、赤い。値段も変わらないんで今後ホールトマトはそこで買う事にする。
ほうれん草は水にさらした後ニンニクとベーコンを炒めたオリーブオイルを掛けて生でバリバリ。
ほうれん草は生が旨い。が、シュウ酸がやばい気もするので結石になりがちの人は危険かもしれない。
BUZZ ’04
Cotes Du Rhone/France
シラーズとグルナッシュのワイン。ちょいとアルコール分が鼻をつくけど軽くてよろし。
最近気づいたんだけど若くて軽めのワインは薄いワイングラスではなく肉厚のタンブラーで呑んだ方が旨い気がしてる。というか酒が進むのが早い。
ごっそ〜さんでした。
Kaossilator カオシレーター
とんでもなく気になるオモチャです。
欲しい。
かなり前から話題になっていたらしいがとんと知らなかった。
リボンコントローラーで演奏するKorg製のシンセサイザー、Kaossilator。
まさにカオスなオシレータ。
アルペジエーター搭載、録音保存機能やMIDIでの同期/アウトプット等は無し。
(2小節分のループサンプラーはあるけど電源落とすと内容は消えてしまう。)
ついているのはRCA端子×2だけ。
純粋に楽器としての機能しか在りません、またスピーカーもついてないんでヘッドホンかスピーカーが必須です。
でもその割り切りがステキ。
サンプラーやらエフェクター持ってる人は組み合わせて使うと面白そう。
【GarageBandとブルーズセッション】
ブルーズスケールも内部に持ってるんで、こすってれば調子っぱずれがない演奏が可能です。
スケールを取っ払ってフリーに音出す事もできるらしい。
テルミンしかり、最近はこの手の音を出すモノに注目が集まるみたい。
いやいや。
まずは展示品触りに楽器屋にGoだな。
【追記@11/23】
ディレイを使った超絶技巧…