自転車ロード競技の最高峰ツール・ド・フランスが今期、とんでも無い事になっている。
26日に開催されたステージ17でマイヨ・ジョーヌを着ている選手が不在という状況でレースが行われたのだ…。
理由は16ステージの時点で総合首位だったラスムッセンがドーピングの疑いにより所属チームのラボバンクを解雇されていた為。
(実際はドーピングのクロ判定ではなくチームに対する所在位置の報告違反という話。)
またそれに続き他2チームでも選手のドーピングが発覚している。
まさに前代未聞の出来事である。
以前から陰では問題になっていた話だがここにきて広く、また深く公にされてきたようだ。
昨年のオペラシオン・プエルトの余波である事は間違いないだろう。
ちなみにツール・ド・フランスというレースは日本での認知度は全くと言って良い程無いが、俗に言う世界3大スポーツの一つであるといわれるぐらいその世界的な注目度は高い。この出来事は決してマイナーな競技の小さな出来事とは言えないのである。
生身の人間だけの力でツールという過酷なステージレース〜ましてやラルプ・デュエス越えまで〜をする事自体が一つの奇跡だと言われてきた。
しかしこれで一つの歴史は間違いなく方向転換を余儀なくされる事になるだろう。
レースの廃止か?はたまた別の道を行くか?かなりドラスティックな改革が進んで行くものと思われる。
昨年、自分はNHKで放映していた時代(’85~’91)のツールのDVDボックスセットを購入、それこそ食い入るように観た。今も時間があるとたまに観る時がある。
イノーとフィニョンの戦い、その後のインデュラインの活躍。その廻りで繰り広げられる数々のドラマ。
当時NHKがこの競技に対するナレッジを何も持っていなかったためナレーションや説明にはとんでもないウソや間違いが含まれているが、それを差し引いても人間臭い素晴らしいドラマだと思った。
だが裏ではその時代でもやっぱりドーピングは行われていたのだと思う。もしかしたら今よりももっと大らかに…。
パンターニは何故死んだのか?
アームストロングは何故あのタイミングで現役を退いたのか?
ウルリッヒは何故引退に追い込まれたのか?
マイヨ・ジョーヌとマイヨ・グランペールという光の陰で何が行われてきていたのか、
もう一度考えてみても良いのかもしれない。
One Response
Stay in touch with the conversation, subscribe to the RSS feed for comments on this post.
色々あった今年のツールも幕を閉じた。
マイヨはアルベルト・コンタドール(ディスカバリー・チャネル)
そしてこのコンタドールもドーピングクロ判定で総合優勝剥奪される可能性が高い。
そうなれば昨年に続き2年連続の大スキャンダルだ。